質問書の記入例+理由書の書き方【わかりやすい解説付き】配偶者ビザ

配偶者ビザの質問書の記入例です

質問書1P

質問書の名前の表記はパスポートもしくは在留カードと一致させます。アルファベットやピンインで書きます。

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質問書2P

結婚にいたる経緯は、この例のように「別紙に記載」として理由書を別に用意することをお勧めします。質問書の別紙として書く内容は、後記に書き方を掲載しました。

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質問書3P

理由書に書く結婚にいたる経緯と質問書にくいちがいがあってはいけません。申請の信用性が損なわれます。

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質問書4P

通訳の存在はあくまで二次的なアピールです。夫婦での会話がどの程度成立しているか、ここを質問書でしっかりとアピールしてください。

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質問書5P

7番目の項目はパスポートを見ながら正確に書いてください。ここに限らず、質問書に書く事柄はうろ覚えで書いてはいけません。ひとつひとつ確認しながら質問書は作成してください。

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質問書6P

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質問書7P

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質問書8P

たとえ、将来お子さんを呼び寄せる計画がないとしても、質問書には「事実をありのまま」記載しなければなりません。

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質問書の記入例は以上です。ご参考にしてください。

質問書にはかなりプライバシーにかかわることを書かねばなりません。日本人同士の婚姻届にこの質問書と同じことを要求したとしたら大問題になります。しかし、それだけ在留資格は重要なものであって、ことに日本人の配偶者であれば、最短で3年で永住者となれる道が開かれています。ですので、質問書は審査のうえで重要な役割を担っているわけです。

理由書の一般的なフォーマットです

質問書につづいて、理由書の書き方をご説明します。理由書は質問書の一部をなすものです。ですので質問書と同様事実ありのままを丁寧に、そして結婚が真実のものであることをアピールする重要な書面です。

ただ、理由書は質問書とことなり、フォーマットがありません。まあ、あなたの状況によって全く別物になるかもしれません。それでも、大体このようなことを書くというイメージをお伝えします。ご参考にしてください。

●●●●年●●月●●日

●●入国管理局長 殿

申請人:●●

申請人の●●:●●

理由書

今までの経緯

※ まず、時系列で書いてください。日付は重要です。提出書類や質問書と矛盾がないように気を付けてください。入管はお二人の出会いからその後のお付き合いに関心をもっています。理由は、結婚の信憑性を判断するためです。ですので、結婚の信憑性を高めることを念頭に書いてください。

●●年●●月 ***と出会う(質問書と同じであること)

●●年●●月 ***

●●年●●月 ●●に婚姻届提出 (質問書と同じであること)

1.はじめに

● お二人が出会うまでの簡単な略歴・自己紹介と、この申請をした理由など。

2.出会い

● 出会いを事実ありのままに書きます。 くわえて、あなたが結婚を考えていたことを書きます。

※紹介者や結婚相談所の紹介であってもマイナスになることはありません。むしろ、不利になると考えて質問書や理由書に書かず、なんらかのきっかけで事実と異なることがわかることのほうがマイナスです。

3.結婚

● 結婚を決意した理由を、お相手の方も含めて具体的に書きます。

※ 結婚の細かな手続きなどは簡単に触れるだけで結構です。

4.今そして今後

● 審査官はこの結婚が真実であるかどうかに関心があります。上記で書ききれなかったこと、たとえば、今後のお二人の計画をエピソードを交えて書きます。

● 経済的なことも書くべき場合があります。(目安は、ご自身を含め、扶養家族の人数×80万円(収入)です。所得証明書でこの基準を下回る場合は説明(預貯金や資産の証明)が必要です。)

● 最後に審査官の感情にうったえる「ことば」を付け加えることお勧めします。

※ 人それぞれ状況がことなります。ですので、何を書くべきか、どんな証拠書類を出すか、も異なります。

※ 文章だけで思いのたけを伝えるのは案外むずかしいことです。自分では伝えているつもりでも相手には全く伝わっていないとか、ひどい場合は誤解されることもあります。誤解は、なんども読み返したり、他人に読んでもらうことで避けられます。

(おわり)