佐々木啓

申請全般に関すること

なぜ在留期間が短縮された?就労系のビザを更新する前に契約期間の確認を

技術・人文知識・国際業務、企業転勤、技能、教授、教育など就労が可能なビザは総称として就労系ビザといわれています。 就労系のビザを更新したところ、それまで5年だったものが1年に変更されて、「理由がわからない」「思い当たることがない」などと相談...
在留資格の取消

新設された在留資格の取消し事由、わずか4年で適用件数が最多に

5月21日に出入国在留管理庁から令和2年の「在留資格取消件数」が公表され、報道各社も伝えました。 しかし、各社の報道は単に公表数字を伝えるのみで重大な変化を報道していません。 重大な変化とは、2016年の入管法改正で新たに追加された取消事由...
技術・人文知識・国際業務

ひと目でわかる、技人国のカテゴリーと、仕事、学歴、実務経験の関係表

技術・人文知識・国際業務の仕事、学歴、専攻との関連性、実務経験を一覧表にまとめました。 もちろん、この表に当てはまれば在留資格が認められるというわけではありません。許可をもらうには、このほかにもさまざまな条件が必要です。 まずは、この表で大...
申請全般に関すること

審査にどのくらいの日数がかかっているのか#2(在留資格別、申請別)

2021年1月~3月の間に許可処分になった申請の審査日数が発表されました。在留資格では「特定技能1号」と「留学」の在留資格認定証明書交付申請ですこし目立つ変化がありました。 在留審査処理期間(日数)2021.1〜2021.3許可分出典:出入...
特定活動

飲食料品製造業:特定技能14業種説明用、図表、グラフ、テキスト等

1.アウトライン 特定技能1号の在留資格は仕事の専門性の観点からみると、「技能実習」以上、既存の「就労系ビザ」未満という位置づけです。ですので、受け入れ側には一般の労働者にはない配慮が求められてます。 この表は、左右で「海外から来日する外国...
難民申請

3回目以降の難民申請は途中でも送還できる入管法改正案の論点

入管法改正案が審議されています。その中の一つの論点について取り上げます。 論点は、つぎの2点です。①3回目以降の申請に送還停止効を原則認めないこと②例外として難民等に相当する資料が提出した場合は送還を停止すること 入管の主張 ① 難民認定手...
家族滞在

重婚の配偶者とその子らの「家族滞在」の該当性は認められたか?

夫は「経営・管理」で在留していて、妻とその子らを呼び寄せようと「家族滞在」で在留資格認定証明書交付申請を行った事案です。入国・在留審査先例集からご紹介します。 (1)この事案の論点の1つは、申請人妻が夫の第二夫人である場合に「家族滞在」の該...
技術・人文知識・国際業務

技人国3年で来日したのに半年で退職!?もし入管法を知っていれば…

せっかく技術・人文知識・国際業務という専門的な在留資格を得て来日したのに、SNSで知り合った人から「もっと条件のいい仕事がある」などといわれて転職してしまう人の話を耳にします。