永住申請するときの年金関係の提出資料を整理しました

2019年7月1日申請分から、永住許可にあたっての提出書類が増えました。また、現在申請中であっても追加の資料を求められるケースがあります。今回は、年金関係の提出資料について整理します。

出入国在留管理庁のHPにすでに記載されていることなのですが、すこし別の角度から整理してみることにします。あわせて、国民年金保険料の領収書をなくしたばあいの対処方法についてもご紹介します。

直近過去2年間に加入していた年金の種類をもとに場合わけをして提出書類を整理します。

1.厚生年金にのみに加入していた人

ア.加入期間すべての納付状況がわかる「ねんきん定期便(封書)」

ハガキではなく封書で送られてきたものです。封書のねんきん定期便は、35歳、45歳、59歳の3回しか送られてきませんので、これが利用できる人は少ないと思います。

または

イ.各月の年金記録

「ねんきんネット」で印刷できます

日本年金機構(ねんきんネット)

上記のページの案内にしたがって、各月の年金記録を印刷します。

2.国民年金のみに加入していた人

(1)領収証のコピーがすべてある人

ア.国民年金保険料の領収書コピー(24か月分)

(2)領収証のコピーが全くないか一部欠けている人

ア.国民年金保険料の領収書(ある分だけ)

イ.各月の年金記録

「ねんきんネット」で印刷できます。

日本年金機構(ねんきんネット)

上記のページの案内にしたがって、各月の年金記録を印刷します。

ウ.国民年金保険料の領収書が提出できない理由書

ア、イ、ウのいずれも必要です。

3.厚生年金、国民年金が混在している人

ア.「各月の年金記録」と「国民年金の年金記録(各月の納付状況)」

「ねんきんネット」で印刷できます。

日本年金機構(ねんきんネット)

上記のページの案内にしたがって、各月の年金記録を印刷します。

イ.国民年金保険料領収書のコピー(提出できない場合はその理由書)

ア、イのいずれも必要です。

4.国民年金の領収書をなくした方、「各月の年金記録」の印刷ができないという方

国民年金保険料の領収書を保管している人は少ないでしょうし、また、プリンターがないと「各月の年金記録」も印刷できません。

こんな場合は、年金事務所に電話して基礎年金番号をつたえると、後日郵送で加入履歴や納付日が記載された被保険者記録照会(納付1)郵送してもらえます。

これを入管に提出すれば、領収書をあちこち探す手間もはぶけますし、領収書を提出できない理由書も必要なくなります。また、ねんきんネットで「各月の年金記録」を印刷できない方にもおすすめの方法です。(永住審査部門に確認済み)

電話一本で済みますので、結局これが一番簡単かもしれません。

5.未納期間をなくす

国民年金に加入している人で将来、永住者になりたいと考えている方は、国民年金の免除・納付猶予制度、学生特例納付制度を利用して未納期間をつくらないことが大切です。

国民年金に加入していて、過去24か月分の領収書をすべて提出できる人以外は、年金の納付状況が直近過去2年間に限らず、すべて入管に知られることになります。そこで、未納期間あることが分かればマイナスの評価となる可能性があります。

保険料を納付する余裕がないときでも、免除・納付猶予制度を利用すれば、10年間はさかのぼって納付できるメリットがあります。これを追納といいます。

追納して未納期間がなければ、永住審査ではプラスの要素としてみてもらえるはずです。

ですので将来、永住許可をうけたいと思っている方は、いまのうちから準備して、①免除・納付猶予制度を利用して後で追納できるようにしておく、また、②免除・納付猶予を申請していなかったとしても過去2年間は追納できますので、できるだけ追納して未納期間をなくすことをお勧めします。

6.さいごに

年金をはじめとして健康保険など社会保険の加入、納付についてはずいぶん厳しく審査されるようになりました。

審査の厳格化には、主として地方自治体からの意見が背景にあるようです。中には、税金を滞納してる人には永住許可を取り消すべき、日本語能力についても永住許可の要件とすべき、などきびしい意見が寄せられたようです。

ご参考になれば幸いです。