実子ではない子を呼び寄せる方法

兄弟姉妹の子など、あなたの実の子ではない子を日本に呼び寄せて育てる場合、子に認められ得る在留資格をご紹介します。

それは、家族滞在、定住者、留学の3つです。では順番にみていきましょう。

1.家族滞在

(1)あなたの在留資格が次のいずれかであること

教授、芸術、宗教、報道、経営・管理、法律・会計業務、医療、研究、教育、技術・人文知識・国際業務、企業内転勤、興行、技能、文化活動、および留学(いわゆる日本語学校等は除きます)。

あたなの在留資格がこれら以外ですと家族滞在は認められません。

たとえば、あなたが永住者の場合、お兄さんの子を家族滞在で呼び寄せることはできません。(ただし、「留学」で呼び寄せることが可能です2017.12.15追記)

(2)あなたと呼び寄せる子との関係

あなたが養親で呼び寄せる子が養子であることが必要です

養子縁組は、あなたの本国の法律(養子縁組時)にもとづいておこないます。(通則法31条)

養子となる子の年齢は、たとえ成年に達していても可能です。

あなたの扶養を受けることが条件です

養子となる子の年齢が成年に近くなると独立の生計を営むことができると判断されやすくなるため、不許可となる可能性が高くなります。

このほか、あなたが扶養できる十分な収入があるかどうかも審査されます。

2.定住者

(1)あなたが次のいずれかにあたることが必要です

日本人、永住者、定住者(1年以上の在留期間を認められていること)、特別永住者

(2)あなたと呼び寄せる子との関係

あなたが養親で呼び寄せる子が養子であることが必要です。

養子は6歳未満(5歳以下)でなければなりません。

ただ、養子縁組のときに6歳未満であればよく、その後6歳以上になったとしても、それだけで在留資格が否定されるわけではありませんので在留期間の更新は可能です。

3.留学

呼び寄せた子を日本の小学校や中学校に通学させる場合について説明します。

(1)あなたの在留資格や子との関係は問いません

(2)次の基準をみたすことが必要です

上陸基準省令には次のように定められています。

・中学校は17歳以下、小学校は14歳以下であること

・呼び寄せる子をあなたが監護できること

・入学する小学校、中学校に外国人生徒・児童を生活指導を担当する常勤の職員がいること

・呼び寄せた子が日常生活を営むことができる宿泊施設が確保されていること

まとめ

このように、実の子ではない子を呼び寄せて養育するには、「家族滞在」「定住者」「留学」の在留資格があります。

家族滞在、定住者については、あなたの在留資格によっては、たとえ養子縁組をしたとしても呼び寄せられないことがありますので注意してください。

(以前に、電話相談で間違ったことをお話したことがあります。この場をかりてお詫び申し上げます。)

 

新潟市中央区女池南2-2-10-2C

申請取次行政書士 佐々木 啓

投稿者: 佐々木啓

入管への申請は、外国人にせよ日本人にせよ、その方の人生に大きく関わる仕事であることを肝に銘じて日々業務に取り組んでいます。