先に日本で入籍すると中国の婚姻証明書は発行されません

中国人の婚約者に短期滞在ビザで来日してもらい、日本の役所で婚姻届けをしたあと一旦帰国。

その後、改めて在留資格認定証明書交付申請を行い呼び寄せることをお考えの方もいると思います。

その際の注意点は…。

在日中国領事館で婚姻具備証明書を申請する場合

日本の役所に婚姻届けをするには、相手の方の婚姻具備証明書が必要です。

そのため婚約者の方に、中国国内の公証役場で発行した「未婚声明書」を予め準備してもらってから来日してもらうようにしてください。

来日後、中国大使館(領事館)に以下の書類とともに提出します。

1、パスポートと写真ページのコピー

2、声明書に記入

3、公証認証申請表に記入

※ 2016/11/28中国大使館のHPで確認しましたが、その後変更される可能性もありますので、ご確認ください。

※ 中国国内で婚姻要件具備証明書を取得する方法については、中国の機関にご確認ください。

 

日本で先に婚姻届を出すと、中国では「婚姻証」「結婚公証書」は発行されません

在留資格認定証明書交付申請には相手の国の機関が発行した婚姻証明書が必要なのですが、先に日本で婚姻届をだすと中国で婚姻証明書は発行されません。

この場合は、別途書面でなぜ婚姻証明書が提出できないか説明する必要があります。以前このような説明書を提出したことがありますので、ご参考にしてください。

なお、この場合、中国国内で婚姻を証明するためには、日本の戸籍にあたる戸口簿を未婚から既婚に書き換えることで対応することができます。

 

補足説明書

東京入国管理局新潟出張所長 殿

平成〇〇年〇〇月〇〇日

新潟市中央区女池南2-2-10-2C

申請取次行政書士 佐々木啓

電話 025-250-1786

 申請人〇〇〇の国籍国の機関から発行された結婚証明書が提出できないことについてご説明いたします。

申請人の国籍国の中国では、結婚登記をすると結婚証が発行され結婚が真正に成立したことが公証される取り扱いとなっています。この結婚登記にあたっては、日本人の場合婚姻要件具備証明書が必要とされています。

中国での婚姻手続きを先行させる場合には、日本側で婚姻要件具備証明書を取得することに問題ありませんが、反対に日本での婚姻届を先行させた場合には日本側ではすでに既婚者であるため姻要件具備証明書は観念できず、したがって中国での結婚証の発行は手続き上不可能となります。

本件では、日本で創設的婚姻届がなされた場合であり、婚姻要件具備証明書の取得は不可能であるため結婚証を提出できないことをご了解ください。

なお、平成14年8月8日付法務省民一第1885号法務局民事行政部長・地方法務局長あて民事局民事第一課長通知には「日本国に在る日本人と中華人民共和国に在る中国人が日本において婚姻した場合であっても、同国民法通則第147条が適用され、同国国内においても有効な婚姻と認められる。したがって、当事者は同国国内で改めて婚姻登記または承認手続きを行う必要はない。」とされていることを申し添えます。

(2016/11/28改訂)